
「ミナト」は毎週月曜日午後8時からズームとNación Nikkeiのフェイスブックページを通して、ゲストへのインタビュー、日系人起業家のためのスペースなどを提供している。
実際は前から実現したかったプロジェクトだったが、ついに実現する時が来た。当初は実際にゲストを読んでインタビューすることを予定していたが、様々な仕事などにより実現できずにいた。そして、新型コロナウイルス感染拡大による現在の状況は、ペルー日系社会における社会的責任をともなった娯楽の提供について考える機会となったが、まだ始められずにいた。
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための社会的隔離政策が最も厳しい時期に、私の良い友人のアキラ・ナコウさんがオンラインによるプログラムの実施を提案してくれた。
また、マガリ・ツカヤマさんがコンセプトを明確にするために協力してくれた。マガリ・ツカヤマさんからテクノロジーに関しても学び、第一回目のプログラムを実施することができた。
この第一回目のプログラムは父の日に向け日系人起業家を支援する番組として始まり、その後はゲストへのインタビューを軸とした番組となっていった。
我々は人と人との間のかけ橋ような存在になりたいと考えていることから、同プログラムを「ミナト」と名付けることとし、娯楽と学び、そして何らかの形で自由を感じることができるプログラムを目指して続けている。
日系社会はコミュニティーとしての活動が活発なことことで特徴づけられているが、新型コロナウイルスによる危機のため、急に全てが止まってしまった。同プログラムはこのような厳しい状況における私としての一つの答えであった。
毎週、マガリ・ツカヤマさんとその時の状況やゲストによりプログラムのテーマを選んでいる。テーマは多くの人に興味を持ってもらえるものを選び、我々の伝統、習慣、文化を生き生きと維持していくことを探っている。また、テーマ及びゲストに応じてインタビューか講演会の形をとっている。
また、同プログラムは日系人起業家がそれぞれの商品を無料で宣伝するためのスペースにもなっている。
スペイン語文章:城田アンヘル 日本語翻訳・要約:都丸大輔