
ペルー日系婦人会は10月2日から創立65周年記念関連イベントを開始している。10月2日にはウェブ会議システムのCisco Webexを用い、午後7時半から心理学者のホルヘ・ヤマモト博士の講演会を実施した。
また、3日土曜日の午後6時にはペルー日系婦人会創立65周年を記念する感謝を捧げるためのミサをバーチャル形式で実施する。
同ミサはアドリアノ・トマシ神父がミサを担当し、カヤオ二世協会がコーラスを担当する。同ミサの様子はVicaría Pastoral de la Comunidad China San Francisco de Asísのフェイスブックページを通じて生中継される。
また、4日日曜日の午後4時からは、ペルー日系婦人会創立65周年記念のお祝いの最後として、ペルー日系婦人会の65年間にわたる歴史を語る感謝と敬意を捧げるイベントがバーチャル形式で実施される。同イベントはペルー日系人協会のFacebookを通して生中継される。
ペルー日系婦人会創立65周年記念式典は、ペルー日系婦人会の各地域の代表及び会員とともにスイスホテルにおいて8月に実施される予定で、去年から予約もしてあったが、新型コロナウイルスの世界的大流行により予約をキャンセルせざるをえなくなった。
ナンシー・ガジャ会長は「3月に政府から新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための国家緊急事態令が発令された際には、今後の状況の見通しは不確実で、数か月後には何が起きるかわからない状況でした。そのことから、ペルー日系婦人会としてスイスホテルの予約をキャンセルすることを決定しました」と説明した。
また、ナンシー・ガジャ会長は「国家緊急事態令が長引き、ペルー日系婦人会の集まり、文化的行事や社会支援活動などが実施できない状況が続いています。また、多くの人々が困難な状況にあることをうけ、ペルー日系婦人会としてペルー日系婦人会創立65周年記念式典を実施するための資金の一部を寄付することを決定し、ペルー日系人協会が推進している『ペルーがんばれ』キャンペーンに協力しています」と説明した。
さらに、ナンシー・ガジャ会長は「ペルー日系人協会の文化部がペルー日系婦人会の65年間にわたる歴史を語る感謝と敬意を捧げるイベントをバーチャル形式で実施するために協力してくださっていることに感謝いたします」と語った。
最後に、「会員の皆様が健康であること、ペルー日系婦人会創立65周年記念のお祝いの各イベントに会員の皆様が自宅から家族とともに楽しんでいただくことを強く望みます。健康に気をつけてください。また再会できる日を楽しみしています」と強調した。
インタビュー:シリア・チャウカ・ファルコニ 日本語翻訳・要約