
12月3日、ペルー日系人協会が新型コロナウイルスの世界的大流行が始まった2020年3月から11月までの間に亡くなった158名の日系社会のメンバーのための追悼ミサをサン・ペドロ・デ・リマ教会において実施し、同ミサの様子はオンラインで中継された。
同追悼ミサではまず、新型コロナウイルスの世界的大流行が始まった2020年3月から11月までの間に亡くなった158名の日系社会のメンバーの方々の写真がオンラインで映写された。続いて、一分間の黙祷の後、エンリケ・ロドリゲス主任司祭による追悼ミサが始まった。同ミサにおいて、エンリケ・ロドリゲス主任司祭は歴史的にサン・ペドロ・デ・リマ教会は日系社会とつながりがあることに言及した。
また、ペルー日系婦人会のナンシー・ガジャ会長が聖書の一節を朗読し、日系人学校のラ・ビクトリア校、ラ・ウニオン校、ヒデヨ・ノグチ校、ホセ・ガルベス校の生徒の代表、ペルー日系人協会のノルベルト・ホサカ会長、エンマヌエル協会のルイス・サコダ会長、ラ・ウニオン運動場協会のセルヒオ・トクモリ・キヨタ会長が神への願いの祈りの言葉を捧げた。
さらに、ペルー日系人協会のノルベルト・ホサカ会長は「ペルー日系人協会を代表して本日のバーチャル形式での2020年3月からの8ヶ月間に亡くなった日系社会のメンバーのための追悼ミサに参加してくださった皆様に感謝いたします。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための国家緊急事態令の発令により、同期間に亡くなった方々に対して伝統的な方法で付き添うことができませんでした。そのため、同追悼ミサを実施することにしました。物理的に離れていても、祈りにおいて団結しましょう。」と語った。
最後に、片山和之ペルー駐箚日本国特命全権大使は「新型コロナウイルスの世界的大流行の期間に亡くなった方々に心から哀悼の意を表します。安らかに永眠されますようお祈りいたします。バランカ市に位置するサン・ニコラス日本人墓地にある霊廟には『先祖の墓を忘れないように』と刻まれています。大使としてこのメッセージを心に深く刻んでいきたいと思います。」と強調した。