沖縄伝統芸能の粋、観衆を魅了野村流音楽協会ペルー支部
創立50周年記念公演、大好評!
2013年 ( 令和 2 年 ) 10月 15日 | 6:57 PM

沖縄の古典音楽を軸に伝統芸能の継承、普及発展に貢献している野村流音楽協会ペルー支部の創立50周年記念公演が12日午後6時過ぎ、日秘文化会館大ホールで開かれ、会員こぞっての三線(サンシン)、琴、太鼓などの演奏で傘の会、ペルー・リュウセン会、菊の会の門下生などによる古典舞踊「かぎやで風節」を皮切りに「上り口説」、「松竹梅」など、沖縄古典舞踊の粋を舞台いっぱいに繰り広げ、会場を埋めた満員の観衆を魅了した。
セレモニーではエクトル・伊芸・野村流音楽協会ペルー支部長の開会あいさつがあり、その中で特に一世の先輩たちが異国で幾多の困難を乗り越えて沖縄伝統音楽の継承・普及、維持に尽くされた功績をたたえるとともに、「われわれも先輩の遺志を受け継いで、沖縄の芸能能文化の継承に全力を尽くします」と、さらなる躍進を誓った。
挨拶の後、同会長から同会発展の功労者(健在者、故人含む)、安里昌一、ヘルマン宮平、フリオ・ゼンヨウ・ヘシキ、山城善次、津波古浩、アウグスト池宮城、ヒトク・マタヨシ、ヒロシ・テルキナ、名幸芳貞、屋良朝永氏らに表彰状が授与された。セレモニーではカミダ・ヨネゾウ沖縄野村流音楽協会会長からペルー支部の50年にわたる功績をたたえ、さらなる発展を祈念するメッセージの代読披露もあり、会員を感激させた。
写真は野村流音楽協会ペルー支部の役員、関係者の記念撮影。下は観衆の拍手を浴びた沖縄舞踊のひとコマ。